KIND検査の種類について

検査の種類について

高圧ガスは管理方法を誤ればとても危険なものです。
そのため高圧ガス施設には、運用するうえで満たすべき基準が定められており、その基準との不適合や異常の有無を調べることを“検査”といいます。
安心・安全に高圧ガス施設を運用していくためには“検査”が必要不可欠であり、法律にも定期的な検査が義務付けられています。

保安検査・・・

保安検査

保安検査とは都道府県が実施する1年に1回の検査です。IGSは、指定保安検査機関として都道府県に代わり保安検査を行うことができ、現場の監督者である統括保安検査員が合格・不合格の判断をします。合格の判断をした場合はそれ以降もその設備は使用することは可能ですが、もし不合格であれば、その施設は使用することができなくなり、修理等を行う必要があります。

定期自主検査・・・

定期自主検査

保安検査が都道府県や当社のような指定保安検査機関などの公的機関(第三者)が行う検査であったのに対し、定期自主検査は事業者自らが自主的に行うものとされています。上述したように定期自主検査は自社で行うものですが、定期自主検査を検査技術をもつ検査会社へ委託することもあり、当社も多くの事業者様の定期自主検査を請け負っています。

開放検査・・・

開放検査

ガスタンク等高圧ガス設備は、内部で腐食や劣化が起こると貯槽内の圧力に耐えきれず、破裂・爆発等災害を起こす危険性があります。そのような災害を防止するために、ガスタンク等の内部を何も入っていない空の状態にし、その内部を目視やファイバースコープなどの機器を用いて劣化の有無などを確認する保安検査の一部です。この開放検査は非破壊試験という特殊な技術を用いて内部の損傷等を確認することがあります。