QUALIFICATION資格

各種資格について

当社は指定保安検査機関としてあり続けるために様々な分野の高度な知識や特殊な技術を持った人材を育てる責務があります。

  • 各種資格について

高圧ガス製造保安責任者

高圧ガス製造保安責任者は名前の通り、高圧ガスを製造の上で保安に関する知識、法律の理解、高圧ガスの科学的、物理的特性に精通していることを証明する国家資格です。

高圧ガス保安法は事業者の自主的な保安活動を行うように求めています。

その保安活動の中のひとつに、安全を維持する担当者や責任者の選任が義務付けられており、選任要件のひとつに高圧ガス製造保安責任者の免状が必要になります。

この資格は検査を行う上で必須の資格ではありませんが、高圧ガス設備が法律に抵触していないかをチェックし、公共の安全を維持することが我々の使命であること以上、この資格を持つ意味は非常に大きなものです。

(一般則)
保安統括者・・・事業の実施を統括管理するもの(資格要件なし)
保安技術管理者・・・規模要件あり、大きい規模だと甲種以上必須
小規模だと乙・丙種でも可
保安主任者・・・甲種、乙種(あらゆる高圧ガス設備に対応)and経験
保安係員・・・・丙種~甲種保持者(丙種のみ可燃性に限る)and経験

(液石則)
保安統括者・・・・上記に同じ
保安技術管理者・・・上記に同じ
保安主任者・・・上記に加え液石保持者and経験が必須
保安係員・・・・丙種~甲種保持者(丙種のみ液化石油ガスに限る)and経験

非破壊試験技術について

非破壊試験とは、“物を壊さずに”その内部のきずや表面のきずあるいは劣化の状況を調べ出す検査技術のことです
高圧ガス業界に限らず、橋梁の劣化状況や、航空機の重要部品など、あらゆる産業で利用されている技術です。

浸透探傷試験

浸透探傷試験

主に開放検査時の部分的な探傷試験で活用される技術です。
表面に開口したきず内に浸透剤を浸透させ、その後余剰な浸透剤を除去、現像処理により傷内部に残った浸透剤を表面に吸出して傷を見つける試験です。
多孔質材料以外のすべての材料に適用可能な手法ですが、検出対象は表面のきずのみで、内部に存在するきずは検出できません。

磁粉探傷試験

磁粉探傷試験

主に開放検査時に活用される技術です。
常磁性体(磁石を近づけると磁石になる物質)を磁化すると表面や表面近傍のきずの部分で磁束が外部に漏れだします。
ここに常磁性体粉末をかけるときず部分に磁粉が集まることを利用し、磁粉に蛍光性を持たせたり、着色したりすることで見えやすくすることできずを発見します。
表面開口きず及び、表面近傍のきずを検出可能ですが内部の深いところにあるきずは検出できません。

超音波厚さ測定

超音波厚さ測定

高圧ガス設備の強度を測定するため様々な検査で活用している技術です。
物体に超音波を当て、その音波の跳ね返る時間と音波の速度で厚さを測定することができます。
物体内部に欠陥があると超音波はその欠陥から音波が跳ね返るため、厚さが短く表示されます。それにより内部の欠陥を発見することができます。

開放検査とは
貯槽や配管、その他設備の内部に異常が無いかを調べ、破裂・爆発等の危険を未然に防ぐ検査。

技術向上に向けた取り組み

非破壊試験競技大会

非破壊試験競技大会

上記の非破壊試験には資格があります。ですが資格を持っていたとしても技術研鑽をしなければなりません。当社では年に一回、非破壊試験の技量を競う競技大会を行うことで切磋琢磨し、技術の向上を図っております。