事業内容
ガス保安検査は⾼圧ガス設備の検査、メンテナンスを⾏う検査専⾨企業です。
国内でも数少ない経済産業⼤⾂指定の指定保安検査機関として、⽇本全国の⾼圧ガス設備の安全維持に貢献しています。
事業について
⾼圧ガスは⽇本全国のあらゆる場所で扱われています。
当社は検査を通じて様々なフィールドで⽇本の産業界を⽀えています。
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LPG輸入基地
高圧ガスは海外から輸入され、各家庭や企業へ運ばれ使用されています。
そのような高圧ガスの商流の中で国内での中継地点としてあるのが基地と呼ばれる施設です。
基地には1次基地、2次基地、3次基地があり、1次基地は海外からやってくるタンカーから直接高圧ガスを受け入れる基地です。
2次基地は1次基地から運ばれてくるタンクローリーや国内輸送船などにより高圧ガスを受入れ、充てん所や各企業へ出荷される中継地点としての役割を担っています。
3次基地は充てん所ともよばれ、2次基地からガスを受入れ、各種容器に充てんし家庭や企業へ運ばれます。
当社は全ての基地で検査を行い、高圧ガスの商流の重要な拠点において安全の維持に貢献しています。
水素ステーション
環境にやさしいエネルギーとして水素が注目されています。なかでも水素を燃料として走行するFCV車の普及は、脱炭素社会の実現するものとしても国を挙げて進められています。
ガソリンスタンドのようにFCV車に燃料を供給する施設が水素ステーションであり、その数は現在全国に147ヵ所(2021年6月現在)ですが、経済産業省の「水素・燃料電池戦略ロードマップ」では、水素STを2025年までに320ヵ所増設する予定です。
またその他の車両ではバスや、水素を燃料とした航空機まで登場しています。
水素ステーションも高圧ガス設備となり、当社は検査を通して今後の未来の安全にも貢献しています。
タンクローリー
高圧ガスを液体の状態で大量に輸送する際に利用される専用車です。
高圧ガスを貯蔵する基地から基地へ、また基地から様々な企業へ高圧ガスを輸送するものとして高圧ガス物流の重要な役割を担っています。
タンクローリーの後方部分に高圧ガスをためて輸送することから、タンクローリーの容器に不具合が生じると街中での災害となり、大変危険です。
そのような事態が起きないように、当社はタンクローリーの容器も検査の対象としており、高圧ガス保安法の基準に従って検査を行い、公共の安全維持に貢献しています。
病院
病院での高圧ガスの使用方法としては酸素ガスを利用した酸素吸入、人工呼吸器などがあげられます。また、笑気ガスを利用した麻酔、MRI内部にある超電導磁石の利客用としての液化ヘリウムガスの利用などもあります。
人命に直結するような高圧ガス設備に異常が起きてしまうと、災害の危険は勿論、人命までも危険にさらされます。
当社は検査を通して設備の異常を早期に発見し、様々な危険を予防しています。
液化水素製造拠点
我がイワタニグループの特異性が光る液化水素を製造するプラント。
香料などに利用されるアンモニアの生成には副生ガスが発生し、そのような工場などで発生する副生ガスから水素ガスを精製・液化して大容量のタンクに貯蔵する設備です。-253℃の極低温で貯蔵され、その温度のまま、液化水素ローリにより出荷されます。
セパレートガス工場
空気中には窒素、酸素、アルゴンが含まれており、空気を原料としてそれぞれの高圧ガスを生成します。大気を冷却し、空気成分の窒素、酸素、アルゴンの沸点の差を利用し、3種類のガスの分離するのがセパレートガス工場です。
(窒素・・・-196℃、酸素・・・-183℃、アルゴン・・・-186℃)
分離されたガスは、その用途に合った産業分野へ供給され、様々な役割を果たしています。
検査の種類について
高圧ガスは管理方法を誤ればとても危険なものです。
そのため高圧ガス施設には、運用するうえで満たすべき基準が定められており、その基準との不適合や異常の有無を調べることを“検査”といいます。
安心・安全に高圧ガス施設を運用していくためには“検査”が必要不可欠であり、法律にも定期的な検査が義務付けられています。
保安検査・・・
保安検査とは都道府県が実施する1年に1回の検査です。IGSは、指定保安検査機関として都道府県に代わり保安検査を行うことができ、現場の監督者である統括保安検査員が合格・不合格の判断をします。合格の判断をした場合はそれ以降もその設備は使用することは可能ですが、もし不合格であれば、その施設は使用することができなくなり、修理等を行う必要があります。
定期自主検査・・・
保安検査が都道府県や当社のような指定保安検査機関などの公的機関(第三者)が行う検査であったのに対し、定期自主検査は事業者自らが自主的に行うものとされています。上述したように定期自主検査は自社で行うものですが、定期自主検査を検査技術をもつ検査会社へ委託することもあり、当社も多くの事業者様の定期自主検査を請け負っています。
開放検査・・・
ガスタンク等高圧ガス設備は、内部で腐食や劣化が起こると貯槽内の圧力に耐えきれず、破裂・爆発等災害を起こす危険性があります。そのような災害を防止するために、ガスタンク等の内部を何も入っていない空の状態にし、その内部を目視やファイバースコープなどの機器を用いて劣化の有無などを確認する保安検査の一部です。この開放検査は非破壊試験という特殊な技術を用いて内部の損傷等を確認することがあります。
サービス網
拡がる検査ネットワークで安全・安心と信頼の輪を拡大します。