RELATIONあらゆる企業との関わり

社会との関わり

日本の産業分野を担う企業の工場のほとんどには、巨大な産業用高圧ガス設備が設置されています
私たちIGSは、あらゆる設備の検査を行い、企業が安心・安全に経済活動を行えるよう、縁の下の力持ちとして活躍しています。

各設備との関わり

LPG国家備蓄基地

鹿島共同備蓄基地

LPガスは「災害に強いエネルギー」として、過去の災害でも大きな役割をしてきました。
そのほかLPガスは工業用、民生用など様々な用途に活用されており、その年間需要は約1400万tあります。(日本LPガスプラント協会HP参照 2017年度データ)
日本全体で多くの需要があるLPガスの供給が止まってしまうと、日常生活は勿論、様々な業界に影響を及ぼします。そうならないために国が管理している大量のLPガスを貯蔵している施設が国家備蓄基地です。全国に5カ所あります。
当社はそんな国家基地の検査にも対応しており、日本全体へのLPガスの安定供給のために備蓄基地の安全を守り、安定供給に貢献しています。

LPG輸入基地

LPG輸入基地

高圧ガスは海外から輸入され、各家庭や企業へ運ばれ使用されています。
そのような高圧ガスの商流の中で国内での中継地点としてあるのが基地と呼ばれる施設です。
基地には1次基地、2次基地、3次基地があり、1次基地は海外からやってくるタンカーから直接高圧ガスを受け入れる基地です。
2次基地は1次基地から運ばれてくるタンクローリーや国内輸送船などにより高圧ガスを受入れ、充てん所や各企業へ出荷される中継地点としての役割を担っています。
3次基地は充てん所ともよばれ、2次基地からガスを受入れ、各種容器に充てんし家庭や企業へ運ばれます。
当社は全ての基地で検査を行い、高圧ガスの商流の重要な拠点において安全の維持に貢献しています。

工場との関わり

工場との関わり

日本全国で工業用の用途としてあらゆる産業で高圧ガスは使用されています。
身近なところではビールに含まれる炭酸ガスなどです。
高圧ガスを使用している企業は自社内に高圧ガス設備を有し、食品への利用や自動車製造の際に必要な溶接に利用しています。
窒素ガスは、酸化防止や空気中の酸素との反応防止の雰囲気ガスとして、各業種に使用され、液体窒素は、超低温での冷却や低温粉砕(個体を冷却して微粉末に粉砕)に使用します。
重油等からLPG、LNGへの燃料転換により、排出ガスをクリーンにする工場も少なくありません。
当社は様々なメーカーや製造工場に向かい検査を行うことで、あらゆる産業での高圧ガスの安全利用に貢献しています。

水素ステーション

水素ステーション東京有明

環境にやさしいエネルギーとして水素が注目されています。
なかでも水素を燃料として走行するFCV車の普及は、脱炭素社会の実現するものとしても国を挙げて進められています。
ガソリンスタンドのようにFCV車に燃料を供給する施設が水素ステーションであり、その数は現在全国に147ヵ所(2021年6月現在)ですが、経済産業省の「水素・燃料電池戦略ロードマップ」では、水素STを2025年までに320ヵ所増設する予定です。
またその他の車両ではバスや、水素を燃料とした航空機まで登場しています。
水素ステーションも高圧ガス設備となり、当社は検査を通して今後の未来の安全にも貢献しています。

タンクローリー

タンクローリー

高圧ガスを液体の状態で大量に輸送する際に利用される専用車です。
高圧ガスを貯蔵する基地から基地へ、また基地から様々な企業へ高圧ガスを輸送するものとして高圧ガス物流の重要な役割を担っています。
タンクローリーの後方部分に高圧ガスをためて輸送することから、タンクローリーの容器に不具合が生じると街中での災害となり、大変危険です。
そのような事態が起きないように、当社はタンクローリーの容器も検査の対象としており、
高圧ガス保安法の基準に従って検査を行い、公共の安全維持に貢献しています。

病院

病院

病院での高圧ガスの使用方法としては酸素ガスを利用した酸素吸入、人工呼吸器などがあげられます。また、笑気ガスを利用した麻酔、MRI内部にある超電導磁石の利客用としての液化ヘリウムガスの利用などもあります。
人命に直結するような高圧ガス設備に異常が起きてしまうと、災害の危険は勿論、人命までも危険にさらされます。
当社は検査を通して設備の異常を早期に発見し、様々な危険を予防しています。

セパレートガス工場

セパレートガス工場

空気中には窒素、酸素、アルゴンが含まれており、空気を原料としてそれぞれの高圧ガスを生成します。大気を冷却し、空気成分の窒素、酸素、アルゴンの沸点の差を利用し、3種類のガスの分離するのがセパレートガス工場です。
(窒素・・・-196℃、酸素・・・-183℃、アルゴン・・・-186℃)
分離されたガスは、その用途に合った産業分野へ供給され、様々な役割を果たしています。

液化水素製造拠点

液化水素製造拠点

我がイワタニグループの特異性が光る液化水素を製造するプラント。
香料などに利用されるアンモニアの生成には副生ガスが発生し、そのような工場などで発生する副生ガスから水素ガスを精製・液化して大容量のタンクに貯蔵する設備です。-253℃の極低温で貯蔵され、その温度のまま、液化水素ローリにより出荷されます。

ヘリウムコンテナ

ヘリウムコンテナ

LNGガス田に混在して算出されるヘリウムは、アメリカ、中東等から輸入されます。輸送には、40フィートのヘリウムコンテナに貯蔵し、大型船により輸入します。
このコンテナは、国際規格により検査内容が定められており、弊社が行う検査のうち、唯一国際法に従い検査を行うものです。